こどもデザイン教室top>當原のコラムtop>今のページ
代表 當原 容一郎(とうはら よういちろう)
教室に来たばかりの子、特に4歳、5歳の小さな子ですね。
課題を与えると間もなく「先生できました!」と元気な声が聞こえてきます。
私はその作品を見ないで
「できてないよ」
と言います。
子供たちは、お支度にしてもお片づけにしても、「早くしなさい!」といつも言われています。
するべきことは早く終わらせるのが正しいと、既に身に付いてしまっているのです。
言うまでもなくデザインでも絵画でも工作でも何か作品を作るのであれば、時間をいっぱい使って少しでも完成度を上げた方がいいのですが、そういうことを教えられることってないのですね。
だからデザイン教室では「先生できた!」は言わないでね、とまず指導します。
できたと思ってももっときれいに描けないか、もっときれいに塗れないか、先生がもう時間だから終わりにしようって言うまで続けてね。
早くやらなくてもいいんだよ。
このことを教えるのはテクニックを教えることより重要かもしれません。
絵や工作が上手くなるためには、考え方を教えるのも重要だと思います。
最初に「先生できました!」言っていた子も、数回来るうちに最後まで集中してできるようになります。
こうやって素直に上達してくれるので教えるのも楽しいですよ。
お問い合せはメールでお願いします。