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代表 當原 容一郎(とうはら よういちろう)
年賀状やサマーカードなどのグラフィックデザインのレッスンでは、まだ時間が残っているのに描き終わってやる事がなくなってしまう子がいます。
もちろん2枚目3枚目を描いてもいいのですが、おそらくその日のテーマが自分の好みと合わないためやる気が出ないのでしょう。
そういう時は「好きな絵描いていていいよ」と言って白い紙を渡します。
「やる気ないなら好きなことやってなよ」
という意味ではありません。
例えばサマーカードなら、まずスイカの絵を描いてみた。
でも他に夏のものって何も思い浮かばない。
夏のもの思いつかないからもう終わり。
という感じ。
「夏」というテーマがあると、どうしてもそれに縛られてしまいます。
そこで「好きな絵描いてて」と言うと、夏に関係なく動物の絵や電車の絵を描き始めます。
最初は何も考えずに電車の絵を描いていますが、「じゃあ後ろに入道雲を描いてみて」と描いてもらうと立派な夏のデザインになる、ということがあるのです。
こんなことでもデザインには決まりはないということに気づいてもらえるといいと思います。
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